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写真 自動スライド(9枚)

 

 

 

『セラミックピアスができるまで』


粘土から『成形』『素焼き』『釉掛け』『本焼き』では1200℃を超える温度で焼成します。


同じ作品であっても粘土のゆらぎ、釉の流れと白い釉の下に感じる素地のニュアンス、またあえて崩した作品にあってはなおさらで、どれひとつとして同じものはなくひとつひとつ表情が異なります。

 

 

作品となるまでおおまかに5つの工程がございます。

 

 

いずれの工程も繊細な扱いが必要になり、最初の『粘土成形』したものを乾燥させてその後に細かい削り作業を行うのですがその際に崩れることがよくあります。

 

 

そのあとに一度、窯入れで『素焼き』焼成します。

 

 

次の『釉掛け』とは水に灰分、鉱物などを混ぜて液状化したものを作品に掛ける工程です。これによって鉱物などが溶けて表面にガラス状のコーティングがされます。

 

釉の中に素焼きしたものを一点ずつ、数秒浸し素焼きしたものに釉を吸わせます。

 

釉の濃度、そして浸すのはわずか数秒ですが、それが0.5秒の差でも仕上がりに大きな違いが生まれるためとくにこのプロセスは慎重になります。

 

 

微妙な釉の載せ加減が必要なこと、同時に高温の中での鉱物の溶解変化は手の及ばぬところでもあります。

 


釉が溶け素地の表面にコーティングされる『本焼き』は1200℃以上で焼き上げています。

 

 

『本焼き』を終え、ツヤ、色味、ムラなどを含んだ全体の雰囲気を見ていきますが、結果として作品としてお出しできないものもあります。

 

 

そのため毎回、この『本焼き』の窯出しの時は祈るような気持ちになります。

 


無事に焼き上がったものの大きさは最初の成形時から12%ほど小さくなったものになっています。

こうして、ひとつひとつ個性あるセラミックピアスが生まれます。

また作品の出来と同じように大切にしているのが掲載している写真です。

オンラインでは実際に手にとってご覧いただけないため、作品写真は正確にお伝えすることを大切にしています。

 

「想像していたより素敵だった」

「実物はもっとよかった」

 

そんなことを言っていただける時にはとくに安堵し、制作の励みにさせていただいております。



いろんな服にさりげなく着けられ、年月が経つほどに愛着を感じられるようなアンティークとなるような作品がお届けできたら嬉しいです。


お届けさせていただく作品との出会いをどうぞ楽しみにしていただければと思います。


小さなアートを自分のために。


大切な人に。


ずっとずっと喜びが広がり続けますように。


 


… antiqueシリーズとblancシリーズ …

 

大きく分けると2つの色味がございます。

 

 

使用する粘土も釉もまったく異なる2つです。

 

 

白やグレーといった控えめな色のため「服を選ばない」「合わせやすい」「上品」との感想をいただくことが多いです。

 

 

着る服を選ばず馴染みやすく、カジュアルな装いにもフォーマルな装いにも合わせやすく、優しさと凜とした印象を楽しんでいただけたらと思います。

 


着けるたびに気分を高めてくれるような、ささやかなアートをお届けできましたら幸いです。

 

 


 

 

金属アレルギー対応 …

 

 

敏感肌の方にも使用いただけるようピアス・イヤリングともに金属アレルギー対応で使用金属パーツは医療レベルのステンレスもしくはチタンになります。

 

 

焼き物であるセラミック、とくに高温で焼かれたものには独特の波長をもつことが分かっており、人体とも親和性が高いことが知られています。

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