Junclay
ジュンクレイ
写真 自動スライド(15枚)
「植物たちは不思議なことに」
都内からここに越してきた時、ここは雑草ばかりの庭になってしまっていました。
そこから少しづつ畑を作ったり、庭にはハーブや花、木々を植えていきました。
思ったように育てられず枯らしたり、モグラたちにも荒らされたりしながらも、有機堆肥を作ったり、竹炭を撒いたりして気をかけるとゆっくりと庭全体が少しづつ変わっていきました。
いつの間にかカヤは減り、増えてほしい草たちが増えていきました。
花、ハーブ、果樹、木々は100種以上になって、果実だけでもレモン、柿、栗、梅、ゆず、さくらんぼ、いちじく、桑の実、ジューンベリー、キュウイ、ブラックベリー、ブルーベリー、グミ、クラブアップルなどたくさんの種類が実ってくれるようになりました。
一年中、いろんな種類の鳥たちもやって来てくれるようになりました。
冬は霜も降りるほど寒くなりますが、そんな時の夜空はたくさんの星が輝いてるのを見ることもできます。
この庭だけでもゆっくりと何年もかけて変わる様子を感じ、自然の大きな流れの中にいることをおそらくほんの少しだけでも垣間見、感じられます。
育ってくれている植物たちの生命力、美しさ、優雅さといったエネルギーに触れると「スーッ」と晴れやかになり、制作へのインスピレーションが沸いてくることも少なくありません。
気をかけ、声をかけていると植物たちはどうやら応えてくれているように思えてなりません。
アクセサリー制作でも植物たちをモチーフにしたものが多いのもここからの影響で、また器や壁掛けなどボタニカルシリーズで映しこむ草花たちは、ほとんどこの庭で育ってくれている植物たちです。
もっとも輝く最高の時に、生きたその勢いをできるだけそのままに映し込めた作品たちは、その時のそのままの姿とともに輝き続けるように思えます。
写真から植物たちのエネルギーが伝わっていきますように。